無地が気分だった反動なのか、最近は「ロゴ」「グラフィック」が逆に新鮮に見えてきました。とくに2000年代っぽいノリ、いわゆるY2Kの空気感は、もう“ダサい”で片づけるのが古い。いまのストリートでは、ちょっとやんちゃなプリントをあえて楽しむほうが、むしろ今っぽいです。
当時の雰囲気をそのまま再現するよりも、“今のサイズ感”と“抜け感”で着るのがコツ。主張のある一枚をさらっと入れるだけで、コーデが一気にストリートに寄る。Y2K男のいちばんおいしいところは、この「遊び心」を気負わず足せるところです。
なぜ今、2000年代風ロゴ・グラフィックが新鮮なのか
無地の反動で「盛る」気分が戻ってきた
ここ数年は「シンプルが正解」「引き算が上手い」みたいな空気が強かったぶん、いまは反動で“盛る”方向に気分が戻ってきています。
ロゴやグラフィックは、足し算をいちばん手軽に楽しめる要素。着るだけでテンションが上がるし、コーデの“キャラ”が一発で決まる。
だからこそ、無地に飽きたタイミングで刺さりやすいんです。
「Y2K=ダサい」は終了。いまは“アップデートして着る
Y2Kは一度流行って終わりじゃなく、ここにきてもう一段加速している感じがあります。
大きめのロゴ、ポップな配色、当時っぽいフォントやノリ。そういう要素を、今のルーズシルエットや素材感で“アップデートして着る”のが主流になりました。
懐かしいから着るというより、「いまの気分としてアリ」だから新鮮に見える、という流れです。
SNSで映えるから、ロゴがまた強い
SNSやスナップで目立つのは、シンプルな上下に“ドン”と主役ロゴを置くスタイル。
タイムライン上だと、無地はどうしても埋もれがちだけど、ロゴやグラフィックは一瞬で印象が残ります。
写真や動画で映える強さがあるからこそ、街の空気にも波及して「プリントもの、また着たい」が戻ってきているんだと思います。
2026年版・ロゴ&グラフィックのトレンド特徴

2026年のロゴ&グラフィックは、ただ派手なだけじゃなく「質感」と「配置」で差がつきます。たとえば、ウォッシュやピグメント加工で古着っぽい抜けを作ったり、かすれプリントで“当時感”を匂わせたり。新品なのにこなれて見える、このひと手間が今っぽさにつながります。
デザイン面では、王道のブランドロゴだけじゃなく、スポンサー風のレタリングやミックスフォント、手書きっぽいタッチなど“情報量のあるグラフィック”が人気。
配置も、胸ワンポイント+背中に大判みたいに、前は控えめで後ろで刺す「二段構え」が強いです。正面はさらっと、振り向いたときに決まる。このギャップが、今季のストリートらしさ。
今どきストリートな着こなしテク
ロゴ・グラフィックを今っぽく見せるコツは、頑張って盛ることじゃなくて「主役を決めて、抜けを作る」こと。
ちょっと派手な一枚ほど、合わせ方はシンプルでいい。だからこそ、基本を押さえるだけで一気に垢抜けます。
✅主役は1点。ロゴは“置き方”が9割
まずは“一点主役”がいちばん簡単で失敗しにくいです。トップスが強いならボトムは無地で引く。
逆にトップスが控えめなら、キャップやバッグでロゴを足す。主役が散らばらないだけで、まとまりが段違いになります。
✅ルーズすぎない「ちょい余裕」が今っぽい
オーバーすぎると当時の再現っぽく見えやすいので、いまは「ややルーズ」くらいが正解。
肩が少し落ちて、身幅に余裕がある程度で十分ストリート感が出ます。
パンツもワイド〜ストレートで、上だけ・下だけ極端にしないほうが“今のストリート”に寄ります。
✅色は増やさない。ベース2色+差し色1色で整う
グラフィックは色数が増えやすいので、コーデ全体は色を増やしすぎないのがコツです。
ブラック/グレー/デニムで土台を作って、プリントの中の1色を小物で拾う。
これだけで「ちゃんと組んでる感」が出て、Y2K男っぽい完成度になります。
やりがち注意!ロゴ・グラフィックのNG例
ロゴやグラフィックは存在感が強い分、組み合わせ次第で“やりすぎ”に見えてしまうことがあります。
Y2Kムードに寄せるなら、足し算よりも「主役を決める」意識が大切です。
ロゴ盛りすぎは“うるさい”が勝つ
トップスもボトムもキャップも……と全部にロゴを入れると、視線の置き場がなくて散らかって見えます。
主役が決まらないと、せっかくのプリントが“強み”ではなく“ノイズ”になりがち。ロゴは多くても2点まで、くらいがちょうどいいです。
派手×派手は事故りやすい。どっちか片方に
強い色と強い柄を重ねると、Y2Kの勢いより先に“事故感”が出ることがあります。
プリントが派手なら柄は入れない、柄を入れるならプリントは控えめ。
どちらか片方に寄せるだけで、まとまりがグッと良くなります。
ピタッとすると一気に古く見える
ロゴTをジャストで着ると、グラフィックの抜けがなくなって急に古く見えやすい。
いまは体に張り付かない余白が大事です。ややルーズにして、足元で締めるほうがバランスが取りやすく、今っぽさも出せます。
今季おすすめのロゴ・グラフィックアイテム
ロゴやグラフィックを今っぽく取り入れるなら、「一枚で主役になる」「加工感があってこなれて見える」「前後で見え方が変わる」あたりを押さえると外しにくいです。
今回は“着るだけで雰囲気が出る”3点をピックアップしました。

Philip Lumbang|デニムクロップド ドリズラージャケット
フロントはサインロゴ刺繍でさらっとまとめつつ、背中はウォールアート風のグラフィックでしっかり主張する「前は静か、後ろで決まる」デニムジャケット。
デニムの存在感があるので、インナーを無地にしてもコーデがのっぺりしにくく、羽織るだけでストリートの雰囲気が作れます。さらに裾のドローコードでシルエットに変化をつけられるのもポイントで、ラフに着ても“形が出る”のが強みです。
着こなし:中は白T/グレーTで引いて、下は太めデニムかワークパンツ。色数を増やさずまとめて、足元だけボリュームスニーカーで少し重さを足すとバランス良く仕上がります。

BRONZE AGE|グラフィック 裏起毛 プルオーバー パーカ
フロントのグラフィックが“バンドTオマージュ”でインパクト強め。かすれ具合も古着っぽくて、ロゴ・グラフィックの「当時っぽさ」を作りやすいタイプです。袖には発泡プリントのロゴが入っていて、2000年代っぽい情報量も出せます。
着こなし:これを主役に、パンツは無地のバギーかカーゴでOK。色数を増やさず、黒・グレー・デニムのどれかでまとめると“盛ってるのにうるさくない”バランスになります。

go slow caravan|スクエアLOGO ゆったりTシャツ
「バックプリントにスクエアで柄+コンセプト」という構成が、2000年代のストリートTっぽい“デザインの作り”で、Y2K寄せしやすい一枚。
身幅広めのゆったりシルエットで、ビッグTEEほどダボつかないのも今っぽい。生地はUSAコットンで、シャリ感と丈夫さがあるのでデイリーにガンガン着られます。
着こなし:上がTシャツで軽くなる分、下は太めデニム/ワークパンツで重さを足すのが正解。
小物はメッセンジャーorチェーンで“当時っぽいノリ”をひとつだけ足すと、やりすぎずにY2Kムードが出ます。
ロゴ・グラフィックは“遊び心”が正解

ロゴ・グラフィックは、きれいにまとめすぎるより、ちょっとふざけるくらいがちょうどいい。無地が正解だった時期を通った今だからこそ、プリントの強さが新鮮に映ります。2000年代風=ダサい、じゃなくて、いまは“あえて遊ぶ”のが最旬ストリート。
主役を決めて、サイズ感と色数で整える。それだけで、ロゴはちゃんと今っぽく着られます。自分にハマる一枚を見つけて、Y2K男のストリートを楽しんでいきましょう。
