今ストリート好きが注目するのはどんなブランド?
ストリートファッションの世界は、時代ごとに新しい潮流を生み出してきました。
アメカジのルーツを受け継ぎつつ、近年では「Y2Kリバイバル」と呼ばれる2000年代カルチャーの再燃も話題に。ルーズなシルエットや大胆なロゴ、そして遊び心のあるグラフィックは、今の若い世代にも強く響いています。
今回はそんな“ストリート好き必見”のブランドをまとめてご紹介。定番から次世代注目株まで、ぜひチェックしてみてください。
Y2Kリバイバルがトレンド入りした理由とは?

2000年代初頭に流行したファッションが、いま再び注目を集めているのはなぜでしょうか?その背景にはいくつかの理由があります。
ひとつはSNS世代ならではの「ノスタルジックな新鮮さ」。当時の音楽やカルチャーを知らない層にとって、Y2Kファッションは逆に新しいスタイルとして受け入れられています。もうひとつは、ビッグシルエットや派手なカラーリングなど、自己表現を重視する今の価値観と親和性が高い点。さらに、海外セレブやインフルエンサーが積極的にY2Kスタイルを取り入れたことで、一気に市民権を得ました。
また、当時のファッションをリアルタイムで経験した世代が大人になり、リバイバルを“懐かしさ”として楽しんでいるのも追い風となっています。若い世代と大人世代、それぞれの視点から支持を集めることで、Y2Kスタイルはより幅広い層に浸透しているのです。
ゴリゴリのY2Kスタイルを展開するブランドといえば、海外では「Blumarine」や「Diesel」、日本では「X-girl」などが代表的。90s〜00sカルチャーを再解釈したアイテムが、ストリートシーンの新しいベーシックになりつつあります。
チェックしておきたい、定番&次世代ストリートブランド
ストリートファッションの世界には、時代を超えて愛され続ける“定番”と、新しい価値観を打ち出す“次世代”があります。ここでは、その両方をバランスよくピックアップしました。
・Supreme
世界中のストリートファンが知る定番ブランド。ボックスロゴはストリートの象徴として不動の人気を誇ります。常に話題性のあるコラボやリリースで、シーンの中心に立ち続けています。
・HUMAN MADE
ヴィンテージを現代風にアレンジしたデザインが特徴。遊び心のあるプロダクトでコアなファンを魅了しています。クラフト感とポップさを兼ね備えたアイテムは、日常のスタイリングにも溶け込みやすいのが魅力です
・stussy(ステューシー)
80年代からストリートカルチャーを牽引してきたパイオニア的存在。サーフやスケートの要素をルーツに、シンプルながら存在感のあるデザインで、今なお多くのファンを魅了し続けています。
・X-LARGE(エクストララージ)
西海岸ストリートを象徴するブランド。大胆なロゴデザインとルーズなシルエットが特徴で、音楽・スケート・アートと密接に結びついたカルチャー発信を続けています。
・9090(ナインティナインティ)
アパレルブランド「yutori」が展開する次世代ストリートブランド。どこか懐かしい90年代テイストをベースに、現代の感覚で再構築したアイテムが人気を集めています。
・Younger Song(ヤンガーソング)
同じくyutoriが手掛けるブランドで、ヴィンテージライクなカラーリングやルーズなシルエットが特徴。古着カルチャーをベースに、今っぽい抜け感を提案するスタイルで注目を集めています。
そして、ストリートを語る上でぜひ注目してほしいのが、私たちが展開する2つのブランドです。
・Goodwear
USAコットンを使用した肉厚ヘビーウェイトTシャツで知られるGoodwear。ガシッとした生地感は洗っても型崩れしにくく、着込むほどに身体になじむタフさが魅力です。シンプルだからこそストリートにもアメカジにも映える“本物の定番”。流行に左右されない一枚を探すなら、まず手に取りたいブランドです。
・Philip Lumbang(フィリップランバン)
ストリートアーティスト、フィリップ・ランバンの世界観を落とし込んだブランド。アイコニックな「Philish Lunchbag®」「Awesome Bear®」をはじめ、アートとファッションが融合した唯一無二の存在です。日常に取り入れやすいデザインでありながら、メッセージ性のあるグラフィックがコーディネートを特別なものにしてくれます。
この秋はどう着こなす?おすすめアイテムをピックアップ
秋はストリートスタイルをアップデートする絶好のタイミング。今季のトレンドは、ゆったりとしたシルエットをベースに、Y2Kらしい遊び心あるカラーやグラフィックを差し込むスタイルが注目されています。そこにアメカジの無骨さをプラスすれば、シンプルなのに存在感のある着こなしが完成します。
そんな秋コーデにおすすめしたいのが、定番のGoodwearと、アートとストリートをつなぐPhilip Lumbang(フィリップランバン)。それぞれのブランドから、この秋ぜひ取り入れたい4アイテムをピックアップしました。
Goodwear

厚手のUSAコットンを使ったビッグシルエットのスウェット。製品染めならではの奥行きあるカラーと、着込むほどに味わいが増す素材感が魅力。秋のメインアイテムに最適です。

オーバーサイズとボーダー柄を組み合わせたロンT。ピグメント加工によるヴィンテージライクな雰囲気で、1枚でもレイヤードでも映える存在感。Y2Kトレンドとも好相性です。
Philip Lumbang

複数のフォントを組み合わせた大胆なグラフィックが目を引くロンT。製品染めのこなれ感とストリートらしい遊び心が融合し、シンプルなボトムスに合わせるだけでコーデが決まります。

今季トレンドの“トラックジャケット”をベースに、ブランドアイコン「Lunch Bag」モチーフを胸元に刺繍でデザイン。程よい光沢感のあるナイロン素材とパイピングラインが、スポーティながらも都会的な印象を与えます。ゆったりめのシルエットで、スウェットやロンTとのレイヤードにも相性抜群。ストリートのムードを取り入れつつ、シンプルコーデを一段格上げしてくれる一着です。
今年の秋は、タフなアメカジベースにY2Kトレンドのポップさをミックスし、そこにアートのエッセンスを加えるのがカギ。定番と新鮮さをバランスよく取り入れて、自分らしい秋スタイルを楽しんでみてください。
Y2Kリバイバルから最新トレンドまで、次の一着を探そう
いまやストリートファッションは、“懐かしさ”と“新しさ”を同時に楽しむ時代。Y2Kトレンドで脚光を浴びたアイテムも、気づけば新しい定番として街に溶け込んでいます。ビッグシルエットや大胆なロゴ、鮮やかなカラーリングに加え、アメカジ由来のラフさや無骨さも再び注目され、世代を超えて受け入れられています。
そんな流れの中で、「次に着る一着」は、単なる服以上の存在になるはず。トレンドの楽しさに加えて、遊び心やカルチャーの匂いをまとい、日常にしっかり寄り添うアイテムこそが、これからのストリートにふさわしい選択です。
その答えのひとつが、Philip Lumbang(フィリップランバン)。
都会に温かさを吹き込む「Awesome Bear®」のように、ユーモアとメッセージを併せ持つデザインは、ストリートをもっと自由に、もっと楽しく彩ってくれます。フィリップランバンは、アート×アメカジ×ストリートを繋ぐ存在として、あなたのスタイルに新しい可能性を与えてくれるブランドです。
次の一着を探すなら、ぜひその世界観に触れてみてください。